せっしょく

2/4
前へ
/485ページ
次へ
「ねぇ…」 「………」 「おい」 「…………」 「テメェ」 「……………」 「シバくぞ?」 「………………」 なんか声かけられちゃった。テッヘ☆ ガン無視してんのに何か見てくんの。ってか凝視ってレベル超えてんの。 なんなのこの人。なんで美しい容姿にこのような魂が宿ってしまったの? 僕まだ何もしてないよ?何もする気ないよ?自己紹介だって普通だったよ? なのになんかシバくとか言ってんの。 僕、芝刈られるのかな? 「ゾリゾリ~♪」 ブゥィーンという音とゾリゾリという音が耳元で聞こえる。 無視だ無― ポトリ。と、机の上に何かが落ちた。 毛だ。YES毛髪。 「うあぁぁぁぁ……!!」 「のあぁぁぁぁ……!!」 僕と同じ様に驚き立ち上がる鶴見さん。右手にはバリカン。 僕は右モミアゲを触る。 アハハ。無ぇや。  
/485ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6180人が本棚に入れています
本棚に追加