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「何するんですかぁぁ……!」
「何したんですか私はぁぁ……!」
再び僕と同じような反応をしてきた鶴見さん。
その質問に答えましょう。あなたは僕の右モミアゲ(芝)を刈りました。
うわぁ。すげぇ鏡見てぇ。どうなってんだろ、これ…。
「でさぁ、田中」
何事もなかったかのようにこのクラスにいない架空の名前で僕のことを呼んできた。
「何ですか?僕は普通の人間ですよ」
はぁ…。これどうしよ。
セロハンテープでくっつくかな…。
帰ったらやるだけやってみよう。
僕は右モミアゲがあった場所をゾリゾリしながら席に着く。
あ、これ気持ちいい。
「普通の人間はそんな変な髪型しねぇww」
………このやろう。
「で、何の様ですか?何様ですか?」
駄目だこの人アホの子だ。
適当に会話してさっさと飽きられよう。
この人が某団長のような人なら、僕がつまらないと分かったらもう話しかけてこないだろ。
「メルアド教えて」
「良いですよぇぇえ?」
メルアドォ!?何故にメルアド!?
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