優しい光

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でも、いいんだ。 それがきみだから。 俺の好きな… きみだから。 だから…ねぇ、 「願いが叶うんだよ」 ねぇ、…笑って? 「…えっ、?」 そう強く想いを乗せた 俺の眼差しに、 答えるかのように きみは、瞳を輝かせて 俺を見つめる。 「願いが、…叶う?」 また、そんな 子どもみたいなこと。 「知らないの? 流れ星に願い事を すると…叶うんだよ?」 「………………」 さっきまでの あの表情が、嘘のよう。 まるで…いや、 本当に子どもみたいに 瞳を輝かせて そんなことを言う。 「流れ星って、 言ったって…」 確かに、遠い昔… 誰かがそんなこと 言ってた。 “願いが叶う” 星空を翔る、 一筋の光… 強く瞼を瞑って 両手を握り締める。 まるで、それに 想いを乗せるように 何度も何度も、 願い事を繰り返して。
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