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「まぁ、…いいけど」
結局、折れるのは
いつも俺…な訳。
「でもさ、別に…手
繋がなくてもさぁ」
きみとは正反対。
俺はシートベルトすら
外してない…とかね。
「いいじゃん、…
誰も見てないよ？」
「べっ、！別に…
そんなんじゃないし」
別に、恥ずかしいとか
そんなんじゃない。
慌てて、ムキになって
答える俺を見て
きみは笑う。
「ほら、…行こ？」
「………………」
繋がったままの手を
きみが、ぎゅっと
するものだから…
俺は、また…
何も言えなくなる。
この時から、
想っていたんだ。
本当は、ずっと
ずっと想ってた。
現在(いま)が、ずっと
続けばいい…と。
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