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フードの男は、右手に持っていた杖を両手を上げた。
杖の先に付いている丸い水晶が青く光出す。
それと同時、滝が左右に分かれ、少年や兵士達が浸っていた所の水が徐々に引いていった。
「おぉ…」と2人の兵士が感嘆の声を漏らす。
滝の先には、洞窟がへと繋がっていた。
少年の瞼の裏では、暗い闇が視界を塞いでいた。
けれど、じわじわと白くなっていく。
それと同時に自分の体から下へ下へと水が引いている感覚。
水が引ききった後、少年の服は濡れていなかった。
不思議な感覚に襲われたかと思うと、兵士に肩を押されたので、少年はゆっくりと固い地面を共に、歩き出した。
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