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内弁慶の人間が面接時に言われる言葉。
『おとなしそうだね…』
そう、大抵どこの職場でも求められるのは
『明るく元気』
内弁慶だったりする人は働く資格すらないのか。
明るくないから要らないのか。
そんな事を考え、余計に気持ちは傾いでしまう。
こんな悩み、明るく元気な人からしたら『そんな事』だろう。
けれど誰かにとっては『そんな事』では済まないのもまた事実。
明るく元気なんて、逆を言えば
『煩くて騒がしい』
それよりならば
『物静かで寡黙』
でも良いじゃないか。
無論、内弁慶の人間はわざわざ接客業を好んで選びはしないだろう。
だがこの御時世、『仕事を選ぶ』余地など無いに等しい。
寧ろ此方が選ばれる側である事も否めない。
『生活』の為に『仕事』をする。
切迫していればしているだけ
『選べる道理はない』
都心ならばいざ知らず、地方では働き口は少なく時給も低い。
時給700円すら夢のような話。
募集人数も2人で『凄い』扱い。
時給630円、募集人数1人。
そんな場所に、群がらざるを得ない人が沢山いる。
無論、私とてその一人であったのだから。
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