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「フハハハ!…何が勇者だ!…弱すぎるじゃないか!」
一人対四人。
一人は黒髪に黒い服、黒いマントを羽織っており、全身真っ黒。
顔立ちは整っていて、普通にしていればカッコイイだろう。
今は完全に高笑いをきめている。
容姿から見て、18歳くらいだろう。
対する四人組は、鎧やマント・剣や杖と様々な格好。
黒い男と違う所は、全員傷だらけで膝をついている事。
「つよ…過ぎる」
一番前線に居る男が、剣を杖がわりに立ち上がる。
それに習うかの如く、三人も立ち上がる。
「まだ立ち上がるのか?…人間」
黒い男は、四人を嘲笑うかの如く言う。
「当たり前だ!…魔王は…倒さないと!」
そう言うと、男は黒い男…魔王に斬り掛かる。
「無駄だ!」
魔王が手を翳すと、手から闇の塊が放たれ、高速で男に向かっていく。
「うぐっ」
剣を盾にするが、吹き飛ばされ、味方の元に戻る。
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