名前で呼んで…

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  その日は、昼から智の病気が出たため、昼に2回。   そして、夜に一度、高浜先生のために身体を繋げた。    そして、ベッドで眠る時なり、2人は並んで横になった。     「おやすみ、さとし」   「おやすみなさい」     高浜先生は、しばらくすると寝息をたて始めた。     「先生、寝ちゃったんだ」    智は、先生の寝顔を眺める。     そして、再び先生の耳に顔を寄せた。     「…恵介さん、おやすみなさい」     そうささやくと、智も眠りについた。   だが…     本当は高浜先生は、眠ってはいなかった。 寝たら、智が名前を呼んでくれるか…と寝たふりをしていた。     恋人ではない、病気が繋げたものだけど 高浜先生は幸せを感じていた。           END
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