蒼空

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雲が、一つ。 蒼空に浮かんだ。 僕の隣で笑っていた君は、 もう僕の隣にはいないけれど。 寂しいなんて、悲しいなんて、言わないよ。 僕らは同じ空の下にいるんだ。 この蒼空は、僕らを繋ぐモノだから。 離れていても、忘れたりなんてしないよ。 毎日、思いだすから。 だから君も忘れないで。 この蒼空を見て、思いだして。 こんな事を言うのは、 きっと君が最初で最後だと思う。 何よりも大切な君だからこそ、 僕はこんな事を言うんだよ。 大切な君に似合うのは、笑顔。 君も、君の笑顔も、 みんな僕の宝物だから、 だから笑っていて――? この蒼空に祈ります。 また君と笑顔で会える日を――  
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