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バスケ部設立へ向けて
―入学式の次の日―
母「龍くぅーん起きなさい!学校遅刻するわよ」
龍「ぅっ、う~ん、もう起きたよぉ」
とは言いつつも、まだ寝ている龍。
タッタッタッタ
二階に上がる足音がする。
ガチャッ
母「起きなさーい!!」
龍「はい!起きた。朝からウルサいよ、もぉ~。近所迷惑だっての」
母「龍くん、ちょっとコッチに来なさぁ―い。」
龍「何だよ」
ボカッ
龍「いってぇ!!何殴ってんだよ」
母「黙っとれ!!アンタのために毎日大声出して起こしてやってるんでしょ!!感謝の言葉くらい言いなさい!」
ぶちギレた母にビビった龍は、
龍「ありがとうございます、お母様。」
母「分かればよろしい。ご飯出来てるから、さっさと食べて学校に行きなさいよ」
龍「はいはい」
仕度をして、ご飯を食べ、家を出る。
龍「行ってきまぁす」
学校へダッシュで向かう龍。
―1年A組の教室―
龍(つまんねーな。さっさと授業終わんねーかな)
先生「…と、まぁこうなるわけです。分かりましたか?…………コラっ天地!!ボケッとするなー!」
バシッ
先生にこづかれた。
天地「すんません」
キーンコーンカーンコーン
終了のチャイムがなった。
先生「授業はここまで。終礼を始めるぞ。連絡は特にないが、遅刻などしないように。以上」
生徒「さようなら」
先生「気をつけて帰れよー」
龍「おっし、授業も終わったし、メンバー集めに行くとするか。てか、A組にバスケやってたヤツいんのかなぁ」
とりあえず、クラスのヤツに聞いて回る龍。
龍「あのー、このクラスにバスケやってた人っていますか?」
男の子A「ん?あぁ、1人知ってるけど。バスケ部ないからって、別のに入るとか言ってサッカー部に行ってたぞ」
龍「マジ!?あんがと。あっ名前何て言うの?」
男の子A「水嶋、水嶋翔太」
名前を聞いた龍は、走ってグラウンドに行った。
龍(やべぇって、早くしないとサッカーに入っちまうよ)
ボトッ
財布を落とした龍。
???「おーい天地、財布落としたぞ」
龍「えっ!?ない!俺のじゃん!!ありがとうなぁ、これなかったら、死ぬとこだぁ」
???「いやいや、死ぬまではいかないだろ」
龍「マジサンキュー。名前は何?」
翔太「水嶋翔太。つうか、お前と同じクラスだろ!」
龍「水嶋君かぁ、…………あっ、お前が水嶋!!会いたかったんだよ」
ガシッ
腕を掴まれる翔太。
翔太「何だよ。気持ち悪りぃな!今からサッカー部に入部するから離せよ」
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