クラスマッチ

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クラスマッチ

―ある日の終礼― 担任「え~、今日も1日を終えたわけだが、みんなは、もう学校には慣れたかな?」 龍(早く終わんねーかなぁ。早くメンバー集めてバスケしてぇのに…) 担任「何か、お前たちの仲を深めるために、クラスマッチが行われるらしいよ。」 生徒達(何て曖昧な情報なんだろう) 生徒1「先生!競技種目とかは決まってるんですか?」 担任「よくぞ聞いてくれた!人数が多いから、2つ種目があるんだが、一つはバレーボール、もう一つはバスケットボールだって。面倒くせぇよな?」 生徒達(あんたはホントに教師なのか!!) 龍「バスケ!?おい、聞いたか翔太!!」 翔太「うるせぇなぁ、聞こえてるよ」 担任「今から種目を決めたいから、さっさと決めろ!お前らも早く帰りたいだろ。バスケが男女とも6人の2チーム、バレーが男女8人の1チームだ」 龍「先生!!俺と翔太はバスケする!」 担任「おぉ、もう決まったのか。お前優秀だぞ!」 生徒達(何を根拠に優秀になったんですか) 龍「バスケは、そこら辺のヤツを適当に入れといて下さいよ」 生徒達(エェェ―!?) 担任「ちょっと待て………」 生徒達(ほっ) 担任「お前、天才だな!俺が決めれば早ぇじゃねぇか」 生徒達(人権は完全に無視っすか……) こうして勝手にチーム分けをした担任だった。 ―次の日― この学校の1年生は4クラスある。 だから、男子の方のバスケは8チームで行われることになる。 3チームずつにわけて、総当たりをさせ、1位のチーム同士でまたゲームを行うことになった。 1チーム足りないって思った方へ、大丈夫!1チームは教員チームだから。 龍と翔太は同じチームになった。 翔太「俺ら、どこと当たるんだ?」 龍「えーっと、4組Bと2組Aだったよ」 翔太「てことは、和にも、拓海とも当たらないな。予選は楽勝じゃん!」 こんな話をしていると、拓海と和がやってきた。 拓海「2人が一緒のチームとか卑怯じゃない!」 和「だよな!あり得ねーっての」 龍「仕方ないじゃん。担任が決めたんだから。」 翔太「一言いっとく、これで、女の子の株は急上昇するぞ。そしたらマネージャー入れようぜ」 和「ホンマやな!よっしゃ、いっちょやったるわ!!」 拓海「不純な動機で張り切るなよ。でも俺も負けないからな」
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