悲劇の始まり

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男「あ~・・・眠い。」 男はトラックを運転していた。 最近は特に忙しく、睡眠をろくにとれていない。 気を抜くとすぐに眠気が襲って来る。 少しでも眠気を抑えるために、ミントガムを口にした。 いくらかはマシになったが、たいした効果は得られなかった。 男「俺もよく運転できるよなぁ。」 男はまだ気がつかない。 誰かが道路を横断していることに。 男「会社ももう少し考えてくれても・・・っ!!!」 ようやく気がついた。 歩行者の顔が驚愕に染まっているのがわかる。 キキーッ!!! ドンッ!!! 夜の街に甲高いブレーキ音と鈍い衝突音が鳴り響いた。
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