希望・絶望・僅かな希望

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所長「以上で説明は終わりだ。ガンバってくれたまえ。」 所長はとても嬉しそうな顔をしている。ようやくゲームが始まるからだろう。 それに対して囚人達の顔はちがう。 中には例外もいるがほとんどが死への恐怖で青ざめている。 ちなみに例外というのは、無関心だったりゲームを楽しみにしている人達である。 頭がおかしいとしか思えない。 看守長「これから支給品の入ったリュックサックを渡す。 全員その場を動くな。」 所長がもう一度トランシーバーを手にする。 所長「リュックサックを配ってくれ。」 『はい。』 少し遅れてリュックサックが足元に現れた。 翔はリュックサックを手に取った。
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