真実

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朝、玄関を開ける。 「っはよ」 そこには帝牙が立っていて。 「おはよ」 って笑った私の手を繋いでくれた。 「おはよ」 相変わらずユウもいて、帝牙は不貞腐れているけど。 それも可愛くて ユウの後ろで、帝牙に 「あのね……」 と内緒話をするように声をかける。 「なんだよ」 不貞腐れてる帝牙が 耳を近づけて聞こうと少し屈んでくれて。 顔が近くなった帝牙の頬にキスをした。 「なっ!」 帝牙が真っ赤になって頬を抑えてる。 「なに?」 「なんでもねー」 振り向いたユウに、 顔を伏せてそう言ってる帝牙を見て 私は、クスクス笑ってた。 END
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