23人が本棚に入れています
本棚に追加
朝、玄関を開ける。
「っはよ」
そこには帝牙が立っていて。
「おはよ」
って笑った私の手を繋いでくれた。
「おはよ」
相変わらずユウもいて、帝牙は不貞腐れているけど。
それも可愛くて
ユウの後ろで、帝牙に
「あのね……」
と内緒話をするように声をかける。
「なんだよ」
不貞腐れてる帝牙が
耳を近づけて聞こうと少し屈んでくれて。
顔が近くなった帝牙の頬にキスをした。
「なっ!」
帝牙が真っ赤になって頬を抑えてる。
「なに?」
「なんでもねー」
振り向いたユウに、
顔を伏せてそう言ってる帝牙を見て
私は、クスクス笑ってた。
END
最初のコメントを投稿しよう!