13人が本棚に入れています
本棚に追加
借り返し
朝、俺は起きて驚いた。
「…昨日の…傷は……?」
身体のどこを触っても、
傷どころか汚れ一つ無くて…
ただ、頭の中が疼く。
頭痛とは違った痛みが
頭の中に響く。
痛みを追いに追って、
記憶を探ると、
必ずあの女の姿が浮かぶ。
「ッ…何者なんだ…あの女…」
それより、
昨日のあいつらはなんなんだ…
形も、姿も人間だが、
何か、何か違う…
考えれば考えるほど
頭痛が酷くなる。
「…とりあえず…風呂……」
最初のコメントを投稿しよう!