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テイトは少女の言う通り、
少女と向かい合って座った。
コーヒーを頼んで、
ブラックのまま飲もうとすると、
「ブラック、飲めるの?
すごいすごい、それより
苦くないの?」
いきなりのすっとんきょうな
質問に少し驚きながら、
「えぁ?普通じゃね?」
その言葉に、少女は首を振り、
「ううん…苦くて、
ミルクも砂糖も沢山入れても
飲めないの…」
「ふぅん…」
テイトは話を本来の目的に戻す。
「それより、
昨日のあいつらは何なんだ?」
少女もその言葉に反応し、
彼女の纏う空気が、
瞬時に冷たくなるのを感じた。
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