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今日も仕事をさぼっていた俺は、いつものごとく相楽ちゃんに捕まった。
ここまでは、いつもどおり。
ここまでは・・・。
「・・・。」
「・・・。」
・・・無言が恐いんですけど・・・。
「・・・。」
あぁーー
どうしよう。
いつもの相楽ちゃんじゃないよ。
ほんとに誰だよ。
相楽ちゃんをこんなにしたの。
仕方ない・・・。
思いきって声でもかけてみるか・・・。
「相楽ちゃん?」
相楽ちゃんは、俺のことを睨むように見つめるだけで何も反応がない。
「相楽ちゃん!!」
さっきより大きな声を出したら肩がビクッと大きく動いた。
「うるさいですよ隊長。どうしたんですか?お腹が空いたんですか?バカになったんですか?」
・・・。
よかった。
元に戻った。
「やっぱり相楽ちゃんは、こうでなくっちゃ。」
「何言ってるんですか。」
お願いだからそんな蔑むような目で俺を見ないでください。
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