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「何よ、号外って」
「それは自分の目でお確かめを!」
鴉天狗は自慢のスピードを見せつけるかのようにわざと空中で大きくループを描きながら妖怪の山へと飛んでいった。
「霊夢、それなに?」
「えーっと、何々…?」
「では確かに渡しましたよ!」
「ご苦労様です。しかし、すごいこと考えますよね…」
「楽しそうじゃないですか♪
弾幕ごっこのチーム戦なんて」
文が配っている号外の内容は、
「弾幕チームデスマッチ」
という、紫が唐突に思い付いたイベントのことだった。
そのルールはこうだ。
六人一組になり、結界に囲まれたなかで弾幕勝負をするというもの。
チーム編成は自由。
賞金もでるらしい。
残機をなくしたらではなく、今回はある程度の耐久力、ゲームのような言い方をすればHPが無くなったらピチューンである。
「私は皆に伝えてきますね。」
「いいんですか?またメイド長さんに叱られますよ」
文の注意も聞かず、美鈴は紅魔館に入っていった。
「という訳なんです。」
「なるほどね、面白そうじゃない。」
「いいの?レミィ。
主催はあの八雲紫…
正直、嫌な予感しかしないわ」
うさんくささで言えば幻想郷最強の八雲紫の考えたイベント。ただで済むわけがないだろう。
最下位バツゲームとかやりそうだ
「この退屈を潰せるなら差し当たりなんでもいいわ。フランも出たいでしょうし」
そういい、咲夜に参加申し込みをさせるとフランの部屋へと足を運んだ。
「もう少し物事をよく考えて欲しいというのは我儘かしら…」
「仕方ありませんよ。」
パチュリーが溢した愚痴に、
咲夜は困ったような微笑みで返した。
チーム紅魔館、参加決定
メンバー
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
十六夜咲夜
パチュリー・ノーレッジ
小悪魔
紅美鈴
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