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一方、紅魔館近くの湖。
「みてみて!こんなことするんだって!」
「そーなのかー」
チルノも、例の号外を持っていた。
大妖精とルーミアの三人で
眺めている。
「それならリグルとみすちーも呼んで参加しようよ♪」
「いいね!さいきょーのあたいがいるんだから、ゆーしょーできるよ!」
彼女たちはそうして森の方へ飛んでいった。
…もう一人、人数が必要なのだが、そこは考えているのかは謎である。
「へー、そんなのがあるんだ。」
ミスティアの屋台の隣で輪になった、
通称「バカルテット」と大妖精。
盛り上がって話しているので、参加は間違いないだろう。
しかし、リグルが号外の端に書いてあることに気がついた。
「あれ、六人一組?じゃあ一人足りない…よね?」
チルノはわざわざ指をおって確認している。
先程まで盛り上がっていたのに、急にオロオロしだす五人。
「ど、どうするどうする?」
「凍らせた蛙でも…」
「いやそれ戦えないじゃん!!」
「あ~…うん、それならさ!」
リグルが立ち上がった。
グッと拳を握っている。
「私に提案があるよ!」
「神奈子様、諏訪子様。
どうするんですか?」
守矢神社では、神二人と現人神が号外を見ていた。
「もちろん参加したい。
でも人数が問題ね」
「天狗は主催側についてるから誘えないし、他には厄神と河童…
一人足りないね」
他に誘えるような親しい間柄の者は、少なくとも神奈子と諏訪子には居ないらしい。
「この際戦力外の奴でもいいわ!早苗、誰か一人連れてきて!」
そう言われて、早苗は飛び出した。
「それで何で僕なのかな?」
「他の人はみんな別のチームで組んでて…」
早苗は髪を乱して香霖堂まで辿り着いた。
「僕は戦力になれないと思うが」
「大丈夫です。神奈子様に諏訪子様、それに私だっているんです!優勝はもう決まったようなものですよ!」
「(不安だ…)」
根拠の無い自信に溢れる早苗。
霖之助は大きく溜め息をついた。
「まあいいさ。やれるだけやるよ。魔理沙はもう別のチームで参加してるし」
チーム守矢参加決定
メンバー
八坂神奈子
洩矢諏訪子
東風谷早苗
鍵山雛
河城にとり
森近霖之助
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