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ワタシを含む少女達が目を覚ましたのを確認したヒトは、ワタシ達に向け、先程と同じ凛とした声で言った。
「貴官等に命令する!直立後、私の後に続け!以上!!」
ヒトの命令といった言葉にワタシは反応する。命令。つまり従えということ。内容は目の前のヒトの後をついていく。
ワタシ達はすぐさまベッドから床に足を下ろす。足を下ろした所には鼠色のスリッパが置かれていて、ワタシ達はそれに足先を入れて立ち上がった。
さっきのヒトが入ってきた所へ向かい部屋を出て行く。ワタシ達は命令通りにその後を追いかけた。
命令を下したヒトについていき、異なった部屋に着く事に命令を受けた。
『列に並んでブレスレットを貰え。』や、
『ブレスレットに書かれた数字の場所にある装備を身に着けろ。』
『装備を着用後、この先の部屋に来い。』など。
ワタシ達は命令通りにブレスレットを受け取り、ブレスレットに書かれた数字の場所で何かの装備一式を手に入れ、それを何故か簡単に着用して言われた通りの場所に向かった。
向かった先は大きなフロアだった。ワタシを含む、それぞれが多少異なるが殆どが同じ装備に身を包む少女達でフロアは埋まった。
一体何がどうなっているのだろう。ワタシはそんな事ばかり考えながら辺りを見渡した時だった。
フロアの先、足場台の置かれた所にさっきの凛とした声のヒトが乗り、言った。
「皆、静かに。」
やはり凛とした声が響き、ワタシ達は一斉に声の主の方を向く。
凛とした声のヒトは続けていった。
「今日、この場にいる諸君等は、我が国を守護する為に生まれた偉大な者達だ。我々日本ーヒノモトーは諸君等、姉妹達ーシスターズーの誕生を心より祝福し、大いなる期待をかけさせて貰う!。」
凛とした声のヒトはそういってワタシ達ーシスターズーの誕生を祝福した。
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