プロローグ

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そして、男は一つの丈夫そうな扉の前に立ち止まった。男は鍵を取り出しその扉を開け、中に入った。 その扉の中には、一人の少年が部屋の真ん中に俯いていた。 年は十代後半で黒の長髪が目が隠れるように伸びていた。 突然開いた扉に気付いたのか少年は顔を上げた。 その少年の顔は整った顔立ちだが左目に眼帯をしていて顔全体に痣ができていた。
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