エンディング

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「勇者殿、王様がお待ちです。すぐにおこしください」 王は玉座から立ち上がり、両手を広げて俺達を迎えてくれた。 「魔王の気配が消えましたぞ。よくぞ魔王を打ち倒してくださいましたな」 喜ぶ王に、俺は暗い顔で王女の死を告げた。 「あの娘は死ぬ運命。 あの娘も、影武者としての役目を果たした自分を、誇りと思い死んでいったことでしょう」 死ぬ運命?影武者だと?
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