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俺は許せなかった。 まるで、偽王女が死んでよかったとでもいいたげな王も。 偽王女が死ななければならなかった運命も。 ついでに、大福との結婚を提案されたことも。 全てが許せなかった。 「うあああああ!」 王につかみかかろうとした俺の足を、賢者があっさりと払った。 城の兵士が慌てて俺を羽交い締めにする。
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