エンディング

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そのまま俺は城の地下牢にとじこめられた。 もちろん、冷静沈着な賢者の奴がそう勧めたからだ。 俺が落ち着くまでとの考えだが、俺はかび臭く薄暗い牢の中で、いっこうに怒りがおさまらずにいた。 それどころか、さらに怒りは増すばかりだった。 俺の怒りは、俺を好きだと言ってくれた偽王女が……俺の好きだった女が、理不尽な死を遂げたことにあった。
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