家族

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莉桜と買い物袋を手にしながら、ゆっくり歩いた。 娘との二人の時間も久しぶりであった。 私は、彼との生活が中心だったから…。母としてよりも、女として生きていた…。 娘には、娘の生活があったのを言い訳にしていたのかもしれない…。 それでも、娘も息子も家族を大切に考えていることに感謝していた。 優斗なら、何かあれば、話してくれるよね。 そう思い、帰り道を歩いた。
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