6/6
前へ
/252ページ
次へ
帰宅した子どもたちと、夕食を取りながら、彼が口を開いた。 凌「これから彩と、店に挨拶周りすることにしたから。せっかくみんなが揃っているのに、悪いな。」 莉桜も、優斗も、二人で出かけるのは、いいことだと、話していた。 夕食を終えると彼がスーツに着替える。 莉「やっぱりパパらしい♪めっちゃカッコいい!!」 優「母さんはちゃんと隣に居なきゃ駄目だよ。親父は、根っからのホストなんだからさ。」と笑っていた。 私は、「はいはい」と答えながらも、彼の久しぶりのスーツ姿から目が離せない。 私には、見慣れた姿…素敵だけど、なんだか、複雑だった。。 子どもたちに「久しぶりのデート」だと冷やかされながら私達は家を出た。
/252ページ

最初のコメントを投稿しよう!

648人が本棚に入れています
本棚に追加