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スタッフにお礼をし、店の外に出ると、 久しぶりのビールと、涙で火照った顔が、夜風に触れて気持ちよい。 凌「彩、疲れてないか?」 私「大丈夫だよ。凌は?」 凌「俺なら、心配ないよ。」 凌は、私の腰に手を回す。 私「ちょっと、それは、恥ずかしいよ。」 凌「いいだろ。バカップルでさ。今まで、出来なかったことするんだから。」と笑いながら、歩いていた。 ふと、一台の高級車が、私達の横に止まった。中から、現れた人は、いきなり私達に抱きついた。 凌・私「玲子さん!」 玲子「何よ。二人並んで、仲良くデートかい?」 凌「店に、退院の報告をしています。玲子さんの所にも、ご挨拶に伺わなければと…。」そんな彼の言葉を遮り、 玲子「これから、クラブなら、私も一緒に行くわ。」 そういうと、私達の間に入り、腕を組んで歩き始めた。 玲子さんは、いつになく、ハイテンションで私達は、引きずられるように、店に入った。
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