一章 ―ギルド―

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あれから2年が過ぎた 此処は死の谷 SSS級の魔物が住むその谷に 彼はいた。 『貴様何者だ!人間が我らを倒せるはずが無い!』 そう吼えるのはSS級の魔物ヴァンパイア その周りにはヴァンパイアの死体その数20 「応える義務もない」 我此処に求めるは暗黒の死 その身を削り取れ 「カオス・カタストロフ」 ヴァンパイアの体は内側から全て破壊され息絶えた 「さて食事の時間だ」 ジルバルトはそう言うとヴァンパイアの死体から霊が浮きでてジルバルトの体に入って行く 「これでヴァンパイアの能力を   得たわけだ」 ジルバルトはそういうと顔に冷笑を浮かべる 『お前はどんどん強くなるな  ちなみに弱点は受け継がない   から安心しろ』 頭にベルゼブブの声が聞こえる 「ヴァンパイアの能力は  吸血  影を操る  体を霧に帰る事か」 ジルバルトは能力の分析に入っている 『待て人間が此方に来るぞ  能力は使うな  さとられると厄介だ。」 ベルゼブブがそう応えた ザッザザ3人の人間が此方に気づくと固まった そもそもヴァンパイアは魔法耐性が強く上級魔法でも効きにくいその上身体能力にも優れている。 それがSS級の理由であり一人倒すのにSS級ランクのものでも瀕死寸前まで追い詰められる そのヴァンパイアが21体も死んでいる その中心に少年が一人 ジルバルトがその3人に話しかけた。 「何者だ?」 その言葉を聴くと三人は我に帰り応じた。 「ギルドの者だ。  ヴァンパイアが集団で村を  襲っているとの情報を聞いて   来たんだが・・」 三人の中の一人がそう応えるとヴァンパイアの死体を見る それに気づいたジルバルトは応えた 「つまりお前たちの仕事を俺が   取ったという事か・・・  まぁ俺は、そんなのはどうで   もいいお前達の手柄にすれば   いい」 ジルバルトはそう応えた。
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