一章 ―ギルド―

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三人はそう聞くと苦笑した 「ギルドでは獲物の横取りは違反で最高で20年の懲役に科せられる。俺は牢屋には、入りたくない。」 「黙ってさえいれば大丈夫だ  ろ?」 ジルバルトはそう応えた 「ギルドに入るとハンターの瞳と呼ばれるアイテムが配られる それを依頼前に使うと目で見たものがそのアイテムに記録される違反防止対策のためだ」 三人が応えた 「よく考えられた対策だな」 三人の苦笑の意味が分かるのと同時に自分の事も記録されている事が分かる 「・・依頼内容の魔物が討伐されているのに帰らないのは俺が何者かという事だな?」 三人が頷く 「そうだ。  君は何者なんだ?  ヴァンパイアを21体も倒し  まだ余力を残している  君は・・・」 三人の中の一人が尋ねる 「俺の名はジルバルト  それ以上でも  それ以下でも無い  ただの通りすがりだ。」 ジルバルトはそう応えた 「結局の所名前しか分からない  んだが・・・」 三人の中の一人が応えた 「まあ俺の名前はキース  ギルドランクはSS」 その男はローブを取るとそう応えた。 真っ赤な髪は上に逆立っていて 炎を連想させる キースの隣にいた二人もローブを取り名乗る 「私の名前はディアナ ランクはSS」 青い髪に長い長髪は川の用に綺麗な女性 「僕の名前はウィン   ランクはSS」 最後にメガネを掛けた緑の髪の男性が応えた 「ところでジルバルト君  ギルドに入る  気は無いかい?」 ウィンはそう尋ねた ジルバルトは頭の中でベルゼブブと会話する 『どう思う?  罠の可能性は?』 ジルバルトは尋ねる 『大丈夫だろう  ギルドに入れば能力を上げれ  るし霊も道具にには写らん  それに奴らの情報も   な・・・」 「いいでしょう  ウィンさん  その提案に乗ります  しかし一つ条件を付けます」 ジルバルトはそう応えた 「その条件とは?」 ウィンが尋ねる 「俺を詮索しないこと  それだけです。」 「分かった  マスターに紹介したいから  此方に来て  私に捕まってくれ」 ウィンはそう応えた ジルバルトが捕まると ウィンは【転移】 4人はその場から消えた
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