序章 ―始まり― 

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かなり気分がよさそうにそいつの声が響き渡る。 「俺がお前を呼び寄せただと、どういう意味だ。」 その声は、嬉しそうに応えた。 『ソノ殺意、憎悪、ムネノナカニアル邪悪ナ炎ノヨウニアツク氷ノヨウニツメタイ汝ノ心二ヒカレテキタノダ』 「貴様・・何者だ」 ジルバルトそう聞くと同時に身構える何時でも殺せるようにそれが何者であっても 『我ガ名ハ 魔王ベルゼブブ   魔界ヲオサメル王ノナカノ  ヒトリ汝二答 復讐デキル  チカラヲノゾムカ?」 『チカラヲノゾムナラ汝ノ道ハ    修羅ノ道・・・  行クコトハ出来ルガアトモド    リハデキン。  シカシ我ト同ジニマデナレル  汝ハチカラガ欲シイカ?』 ジルバルトの顔には、怯えは無い恐怖も無いただただ狂気が張り付いた笑顔で答えた。 「欲しい・・全てを滅ぼす力を何者が立ち塞がっても粉砕し消滅させる力を最強の力を俺に寄こせ」 ベルゼブブは応えた。 『汝ノ願カナエテヤロウ我ノチカラ全渡シテヤロウ』 『シカシ汝ガ死ンダ時汝ハ永遠二我二使エヨ』 『ソレデモヨイカ?』 「さっさと力を寄こせ、俺は立ち止まらん目の前に赤子が老人が少女が病人が怪我人が貴族が王族が神が目の前に道を邪魔するもの全てを消す」 『契約成立ダ』  
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