9人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふう。さて、姫守さん?」
「ん?何?」
飛んでいった刻を見ていた美琴
「やっぱり、女の子だったね?
出てるオーラが違ったしね。何より、言葉に無理があったし。」
「へぇ・・・・まだまだだね。私も。って言うか、オーラってなに?」
小首を傾げる仕草がまだ幼いその顔にマッチしていて凄く可愛かった
「ん?あぁ。
人間ってさ、どんな奴だって電磁波を発してんだ。
人間だけじゃない。殆どの生物がね。それは人によって違うんだけど、いろいろ特徴があるんだ。」
「へぇ・・・・」
「ちなみに僕は雷属性なんだ。だから見れるんだけどね?魔力量なんかも大体わかるしね。
今まで変身は見破ってきたんだけど、本当に上手い人なんかは僕が気付くことも無いだろうけどね。」
その時ちょうどドアが開いた
「誰だ?廊下に死骸を放置したやつは?」
入ってきた男の手に死骸こと刻が捕まれていた。
「あっ。あんたはあの時の・・・・」
男は入学式の時の男だった。
「あ?あぁ。お前か。ついでにこれ、どうにかしろ」
刻を投げ捨てる
「へぶ。」
取り敢えず避けたら壁にぶつかった様だ
最初のコメントを投稿しよう!