7人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、れいなはまぶたがぷっくり腫れながら学校へ向かった。
そして、自分の席に座ってうつ伏せでまた泣いていた。
(昨日は、最悪の日だったなぁー…)
「あ!!れいなおはよー★」
「…おはよう。千夏ちゃん…。」
「!!れいな!!どうしたのその目!」
「…昨日、泣きすぎた…。」
「話してみな?」
「うん。昨日…」
れいなはこうして千夏ちゃんにおばちゃんのことを話した。松田くんのことは、話さなかった。
「…。そっかぁ~そんなことがあったのか…」
「私、どうしたらいいかな?」
「家をでて、1人暮らししてみれば?」
「え?私にできるかなぁ~?」
「できるよ!!うちの家、飲食店やってるから、金が無かったら家でバイトしなよ!!」
「…。決めた!!私、1人暮らしする!!」
「困ったらうちにいいなよ♪」
「うん!!千夏ちゃん、大好きぃ~☆」
(私、1人暮らしやってやる!!)
放課後…
れいなは、ダッシュで家に帰って荷物をまとめた。
「れいなちゃん、何やってるの?」
「1人暮らしの用意です。」
「なにいってるの?」
「私、今日限りでいえを出ますので。」
ドンドンッ
れいなは大きな音をだしながら、荷物を玄関に持って行った。
「じゃ、おばちゃん今までありがとうございました。」
「れいなちゃんがいなくなって悲しいわぁ~。」
(嬉しいくせに)
「じゃ、サヨナラ」
「バイバイ。気をつけてね」
れいなは、堂々と家を出て行く。
(なんか、気が楽だなぁ~☆よし、1人暮らし、頑張るぞ★)
最初のコメントを投稿しよう!