第一章 初恋?

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「おばちゃん、行ってきます★」 (私は、如月れいな。小さい頃に両親を亡くして今は、親戚の家に住んでいます) タタッタ… れいなは、元気いっぱいに学校に向かいました。 「ヤバい~(>Σ<)遅刻するぅ~。ん?」 れいなが歩道橋から下を見ると、そこには、同じ学校の制服を着た男の子とおばあちゃんがいました。 「おばあさん、大丈夫?荷物持つよ。」 「すまないねぇ~」 「あの男の子、同じ学校の制服だ!遅刻しないのかなぁ~?ってこんなことしてる場合じゃない!急がなきゃぁ~」 (でもあの男の子、少し気になるなぁ~) れいなは、猛ダッシュで学校へ向かいました。 「ハァ…ハァ…間に合ったぁ~!!」 息が荒いまま入学式が始まりました。 新入生代表の言葉のとき、松田颯汰と先生が言ってはいっと元気な声が聞こえてきました。 (元気な人だろうなぁ~って、あの人!!) 舞台に目を向けるとそこには、歩道橋で見た男の子がそこに立っていました。れいなは、思わず、 「あーー!!歩道橋で見た人だ!!」 と、叫んでしまいました。 クスクス… まわりの人がクスクス笑っている。 「あ…」 「静かにしなさい!!キミ!!外で立っていなさい!!」 先生の怒鳴り声が体育館に響きわたる。 「すみません!」 れいなはコソコソ体育館を出た。 「最悪だぁ~。でもあの男の子、松田颯汰って言うんだぁ~。」 最初はこんな軽い感じの気持ちだった。でもこれがあんな思いになるなんて…
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