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しばらくして入学式が終わり生徒がゾロゾロ出てきました。みんながれいなの方を見てクスクス笑っています。
「おい!!如月!!」
「は、はい!!」
目の前に背の高い先生が立っていた。
「お前は俺のクラスだからな!!」
「あ…はい…」
れいなはトボトボ歩いて教室に向かった。
ガラッ
れいなは自分の席でうつ伏せた。すると前の席の女の子が、
「ねぇ、あんた名前は?」
「え?如月れいなだけど…」
「れいなかぁ~。うち橘千夏よろしく☆千夏って呼んでね*」
「あ、うん。よろしく。千夏ちゃん」
「れいな、すげー度胸あんな(笑)」
「え?」(呼び捨て?)
「さっきの、やばいわぁ~(笑)」
こんな感じで、二人は盛り上がっていた。
ガラッ…
教室に、松田颯汰くんが入ってきました。すると、千夏ちゃんが、
「あ!!颯汰!!おはよー★」
「おはよう。千夏」
(え?松田颯汰くんのことを今、颯汰って呼んだよね)
「千夏ちゃん。松田颯汰くんとどんな関係?」
「え?ただの幼なじみだよ★」
「あ、そうなんだ。」
(ん?なんで今少しホッとしたんだろ?もしかして…)
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