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一度ヌいて、自嘲しつつこれからどうするか考える。
今日も必ず会うし、ってか殆ど一緒に居るけど、逆に一緒に居るのが辛いなんて思いも寄らなかった。
航が好きで、…好き過ぎて。
もう航の顔をまともに見れなくなっている。
昨日は顔を俺の胸に押し付けた後。
『用があるから』とその場しのぎの嘘を吐いて離れ、悠太に体調が悪いと言って誤魔化し、そのまま早退したが。
大会も近いのに休んでばかりもいられない。
何より、航が心配する。
─今日から出来るだけ距離を置こう。
そう決めた俺は、ベッドを抜け出してストレッチを開始した。
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