干物女

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「別に‥」 「別にって‥だいたいこの部屋の散らかりようはなんだ!ビールの空き缶、脱ぎっぱなしの服、部屋干しされた山のような洗濯物!おまけに君の格好‥ジャージにちょんまげ」 「‥別にほっといてくださいよ」 「あっ、俺に対する嫌がらせか?それともケンカ売ってるのか?」 「‥別に嫌がらせでも、ケンカ売ってるわけでもありません、好きでやってるんです」 「好きで‥って君の生活に潤いというものはないのか!」 「潤い?部長喉乾いてるの?」 「違う‥ほら、恋とか習い事で自分を磨くとか」 「‥恋ね~そんなのいいです‥私はこうやって寝転がってビール飲んでる方が落ち着くんです」 「とにかく、君は一週間以内にでていけ!」 「えっ!!一週間、そんなの無理です!!」 「無理でもなんでも出ていけ!部長命令だ」 「そんな~」
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