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あるひ、話し相手が
出来上がった
新しく命を吹き込んだ
僕の未来をつくるための
女の子のロボットだ
見た目は記憶の中から
引っ張り出した
でも誰だったのか
思い出せはしなかった
学校でも僕には
1人の友達は居ない
作る気にもならなかった
やがて関係は崩れていくから
家に帰ると
電気がついていて
美味しそうな匂いがした
誰も居ないはずの家
ロボットだった
女の子のロボットは
何処かにあった本から
レシピを覚えたらしい
その日の食事は
とてもあたたかかった
僕の頬を水のような
何かが流れた
朝目覚めると
隣にロボットがいた
二人で生活するには
少し狭いのかもしれない
でも近い方があたたかい
このままでいいんだと
考え直した
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