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洋館に到着したリンを最初に出迎えたのは、お手伝いのハクという白い髪の女性だった。
「リン様ですね、お待ちしておりました。
お荷物をお持ちします」
そう言われ渡したはいいが、このハク。
とんでもないドジ娘だった。
荷物を受け取った途端バランスを崩して尻餅をつくわ、柱にぶつかるわ…。
顔には出さなかったが、リンは内心彼女ひとりで洋館を管理させて大丈夫なのかと半ば呆れていた。
そして案内された部屋で荷物を整理し、洋館内を散策した時。
バルコニーでレンと出会った。
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