少女の過去

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「リン、今日は私の教え子に会うんだ。お前と同い年だぞ」 リンの父は、優しく微笑みながらリンに言った。 リンの父は有名なピアニストで、弟子入りした人にピアノを教えることもしていた。 母はそんな父の手伝いとして、弟子の世話などをしていた。 「お父さんの今の教え子って、最近有名な子だよね?楽しみだなぁ~!」 父の言葉に、リンは嬉しそうに笑った。 「この洋館で待ってると言ってたが、もう来てるかなぁ…?」 「私ちょっと探検してくる!」 リンは洋館の中を駆け回った。                
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