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『お前だけは俺の味方だと
思ったんだがなぁ』
そう言って男は姉ちゃんを
突き飛ばし馬乗りになった。
『止めて!!…嫌だっ』
男は姉ちゃんの服を
脱がし始めた。
母さんは声をあげて
泣いている。
その時、僕の何かが
プツンと切れた。
その後のことは覚えていない。
ただ、気付いたときは
目の前に血まみれになった
あの男がいた。
母さんは目を大きく開いて
こっちを見ていた。
姉ちゃんは裸のまま
うずくまって泣いていた。
そして僕の服は赤く染まり
手にはナイフを
持っていた―
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