3rd stage-極寒地獄-

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『お前だけは俺の味方だと 思ったんだがなぁ』 そう言って男は姉ちゃんを 突き飛ばし馬乗りになった。 『止めて!!…嫌だっ』 男は姉ちゃんの服を 脱がし始めた。 母さんは声をあげて 泣いている。 その時、僕の何かが プツンと切れた。 その後のことは覚えていない。 ただ、気付いたときは 目の前に血まみれになった あの男がいた。 母さんは目を大きく開いて こっちを見ていた。 姉ちゃんは裸のまま うずくまって泣いていた。 そして僕の服は赤く染まり 手にはナイフを 持っていた―  
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