12人が本棚に入れています
本棚に追加
あまりの寒さと悪夢で
正志は目を覚ました。
正志は自分の顔が一部
凍っていることに気付く。
―僕は泣いていたのか。
そして周りが一面、
氷の世界になって
いることにも気付いた。
「ここが第3ステージ…?」
とにかく寒い。
体を動かしてないと体ごと
凍ってしまいそうだった。
大樹がどこにもいない。
正志は辺りを見渡して
大樹を探してみた。
やはりいなかった。
だがひたすら向こうに
人らしきものが
横たわっているのに気付く。
「あれ…大樹かな」
正志は氷の上を
滑るようにして
その人らしきものに
近付いていった。
最初のコメントを投稿しよう!