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事の流れは進み、簡単に和沙を自宅に連れ込む事に成功。
伊織の口の巧い事。
まぁ、嘘は言ってはいないのだが…‥。
だって伊織が俺の家に酒を作りに来てる事や、和沙を気に入った事は本当なのだから。
後はまぁ、しいて言えば金で釣ったようなもんか…?
少し緊張した様子で窓の外を眺める和沙を横目で捉え、馴れた手つきで運転する。
暫くして目的地である俺の家に到着。
自宅に着いてからの和沙の行動も可愛いくて面白い。
家に上がるまでは遠慮がちで警戒していたのに、バーカウンターを見た途端に子どもの様に目を輝かせはしゃぎ出すではないか。
伊織が集めた物もあれば、俺が海外から取り寄せた物等、様々な物が置いてあり二人で凝りに凝らせたカウンターだ。
そりゃ驚くのも当然だと思う。
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