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和「すいません!遅くなりましたっ!!」
少し息を切らせカウンターに着けば、幾つかオーダーが入っているだけで、そこまで混雑している訳ではなかった。
太「おぅ!ありがとう!
遅かったけど、どこにあるか分かんなかった?」
和「いえ!違うんです。
実はお客様とぶつかってしまって…」
事の説明を軽くすると、それを聞いていた注文待ちの女性客が和沙に心配そうに「大丈夫?」だの「怪我はない?」だのちやほやしだす。
太「打ったところ痛むようなら言えよ??」
和「はい。
ありがとうございます!」
軽く微笑むと、先程までちやほやしていた女性客は和沙の微笑にほぅっと見惚れ頬を染める。
また手際良くシェーカーを振ればたまっていた注文もなくなり、ゆっくりお客様とのトークに勤しむ。
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