終わりと思ったら始まりで

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まだアツアツの卵粥を口に入れると、懐かしい味に目を見開く。 「…お袋の味だ」 有り得ないが、目の前にある料理は確かにお袋が作った味そのものだ。 他の料理にも手を伸ばすが、全部お袋が作ってくれた懐かしい味がした。 「本当にこれ、兄貴が作ったのか…?」 謎は深まるばかりだが、とりあえずテーブルに並べられている料理を片っ端から食べていく。
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