プロローグ

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PM10:00     ~ホテル~   「キャァァァ!助けてー!」     ジャックは悲鳴で目を覚ました。 「何だ?」   部屋の窓から外を見た。幸いここは2階だから外の景色がよく見える。     ジャックは目を疑った。人が人を食べている光景があったからだ。     「おいおい、冗談ならよせよ…」     ジャックは荷物を持って廊下に出た。   「誰かいないのか?」   返事はない。ここの客はみんな逃げたようだ。 すると、向こうから何か近づいてきた。   「おい、あんた今何が起こって・・・」     ジャックは唖然とした。近づいてくる正体は服はボロボロ、内臓が飛び出ているではないか。まるで映画に出てくるゾンビそのものだった。     ゾンビはジャックを見つけるとこっちに向かってきた。   「ウゥァァァ」   「どうする?どうする俺?」     ジャックは周りを見回した。消火器があるのを見つけた。   「殺るしかない。」   ジャックは間合いを詰めてタイミング良く消火器を振り下ろした。
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