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あっという間に彼女は駅のホームへと消えて行った。
まるで夢を見ていたような気分……
本当に俺買われるんだよね…?
あれ、てかやっぱり夢?
ん?
なんだかわからなくなってきた…
クシャッ…
手にはさっき彼女から受け取った紙キレ。
「…やっぱり夢じゃないな…。」
彼女から受け取った紙を眺めながらトボトボと家路についた。
「おかえりなさい。ご飯は?」
帰りが早かったからか母親がまだ起きていた。
「…ただいま。つーかさ…。」
「…どうしたの?」
「…あ~…うん、俺さ、明日から"住み込みのバイト"するから…」
住み込みのバイト……
一応は住み込みのバイトだよな…。
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