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「そんな感じよ。お金は気にしないでいいわ。いくら欲しいか言ってみて。」
「お金は別にいらないです…。ただ食事を出してもらえればそれで…。」
切実にそう思う…
お金持ちでも貰うのは悪いような。
「…わかった。食事はもちろん出すわ。料理好きなのよ。…お金は私が渡すから必要なら使って、必要じゃないなら貯めるなり仕送りなりして?」
「…わかりました。」
彼女は立ち上がり「家の中を案内するわ」と言った。
後ろをついて歩いた。
家の中が広い…
実家が軽く2軒入るような…。
「ここがランの部屋よ。今日はあとゆっくりしてね」
そう言って彼女はリビングに消えて行った。
ふぅ~………
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