lodger?

－同居－

今日は大人しく家に居よう。と思った矢先に智也から電話。

[よぉ。飼い犬気分はどう？]

｢なんか豪華…社長…美人…｣

[意味わかんねーけどなんだか羨ましいなぁ。俺もその女見てみたいわ。今日は何してるの？]

｢引っ越しの後片付け？｣

そのあと｢やったのか？｣なんて智也に聞かれたが｢無理｣の一言で返し、電話を切った。

宛てがわれた部屋に戻りそれなりに持って来ていた衣類を大きな備え付けのクローゼットにしまった。
全てクローゼットにしまったけどまだまだ余裕がある大きさ。

ぼーっとしているうちに眠ってしまったんだよな、俺…。

｢…ラン。ラン起きて。｣
優しい声が聞こえて俺は目をゆっくりと開けた。