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目の前にはレイコさん。
心配そうな顔をしている……
「声を掛けても起きなかったから心配しちゃったわ…。あまりにもぐっすり眠っているんですもの」
「あ~ごめんなさい!」
「謝らなくていいの。昨日よく眠れなかったのね…明日体に合う枕でも…」
本気で心配してくれてるんだなって思ったら妙に嬉しくなっている俺がいた。
「心配かけてごめんなさい。眠れなかったんじゃなくて、逆に寝心地が良すぎて…」
照れながら言う俺を見てレイコさんが「ふふっ」と笑ってくれる。
心の中が暖かい気持ちになった。
「夕食の準備が出来ているから食事にしましょう」
部屋を出るレイコさんの後ろ姿を見送って自分も後に続いた。
ってか何時間寝てんだよ、俺ッ!
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